春です。
春はいちごちゃんです。
枕草子風にいえば、
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際」
が、
「春はいちご。やうやう赤くなりゆくいちごハウス」
に、なります。
超てきとうな口語訳をすると、「春はいちごちゃん(がおいちい)。(いちごちゃんが実ってくると)ハウス内がだんだんと赤みがかってくる」です。
つやつやぴかぴかまっかっか、かわゆくてあまくていいによいのいちごちゃんです。
そんな大好きないちごちゃんを、もう許してくださいってジャンピング土下座するくらいたくさん食べたいのです。
要するに、春が旬のいちごちゃんが食べたいっていうただそれだけのお話です。
まわりくどい。
そんなわけで、いちごちゃんを求めて200kmばかり走ってきたおはなし。
さて。
まずは、どこのいちごちゃんを食べに行くかっていうところからですよ。
去年、山梨にある桃農家さんの季節限定桃カフェに二度ほど自走して桃を食べに行きました。
桃農家さんの桃カフェがあるのだから、いちご農家さんのいちごカフェだってあるに違いない!
そう考えたわたしは、いくつかの用語で検索をかけまくり、数件のいちご農家さん直営のいちごカフェにあたりをつけました。
それが山梨と静岡の農家さん。
山梨のカフェなら、桃を求めて走った時とほぼ同じルートで170kmくらい。
1時間のあいだ、いちご狩り&いちごスイーツ食べ放題!
静岡のカフェなら、追い風400のブルベの時の逆ルートで200kmくらい。
こちらは純粋にカフェのみの営業で、とにかくいちごちゃんの品質にこだわりと自信あり!
ああ、悩ましい、悩ましい。
いったいどちらに行ったらよいのでしょう?
と、そこでひとつ問題が発覚したのです。
山梨に行くなら旧御坂峠というお山を越える必要があるのですが、決行日にはまだ冬季閉鎖中だというじゃないですか。
あのあたりは真夏でもなければだいたい寒いので、きっと融雪していないor凍結したままなのでしょう。
凍結を気にせず走れる新道(トンネル)もあるにはあるのですが、そのトンネルがすごーく長くて車は飛ばしまくりで交通量もめっちゃ多くて、絶対通りたくない道路。
それならば静岡にする以外、道はありません(物理)。
どうせ山梨側は夏以降に桃を求めて通い詰めることになるだろうから、今からそちらを走っていたら飽きちゃっていたかもしれないので、丁度よかったといえばよかったかなw
と、いうわけで。
土曜日の夜、日付が変わる頃にお仕事を終えて、シャワーしてお仕度を済ませて30分ほど仮眠したら、日曜日の午前2時30頃に出発しましたよ。
装備はブルベスタイル。
反射ベスト
リアニ灯フロントニ灯
ヘルメットライト一灯
バックパックに反射おにぎり
服装(予報:スタート地最低7度 目的地最高18度)
スポーツショーツ
240デニールタイツ
パッド付ショーツ
ドライハーフパンツ
裏フリースインナー
夏用ジャージ
アームウォーマー
パーカー
フルフィンガーグローブ
昼用に指切りグローブ
体感では最低気温が7度も無く、逆に最高気温が20度を超えていたように思います。
春の気温差の厳しさをかみしめましたよね。
そうそう、今回の道中の補給なのですが、買うのは飲み物だけと決めておりました。
だって、バックパックに半額の生八つ橋をしこたま詰めていったから。

桜あんと抹茶あん、ふたパックずつ。
200kmくらいならこれで足りるでしょう。
わたしとご一緒してくださったことがあればご存じの方もいらっしゃると思うのですが、わたし、あんこは食べられるけどあまり得意じゃありません。
いちご大福とか好きですけれど、あんこ少な目がベストです。
でも半額だし。
腹持ちよさそうだし。
半額だし。
糖質はばっちりだし。
半額だし。
あんこはちょっとアレだけど、餅菓子は好きだし。
半額だし。
ごほうびにいちごちゃんが待ってるし。
半額だし。
つづく。
生八つ橋が半額なら

買うでしょおおおおおおおお!?
半額だし。
