さかみちはきらい。

といれであなたとおしりあい うしろから



性的指向がノーマル、いわゆるノンケのAにそのケはなかったものの、このトイレはハッテン場だったみたいなのです。
アッー!な方々が集まっては日夜ナニかを発展させるハッテン場。
なんの趣向かは知らないけど、壁にのぞき穴があけてあって、それを通して相手を品定めするという暗黙のルールがあるらしいですよ。
なぜこんなクサイところで。

と、いうわけで手に汗握る後半です、どうぞ。




しまった、この辺はそっち系の集まる場所じゃないか。

落ち着け、落ち着け俺。

壁に穴が開いているだけだ、そこからおそらくアッーのにいさんが覗いているだけじゃないか!

別にケツ穴の貞操が危機に晒されているわけではないし、いきなり掘られるなんてこともないだろう。

パニック寸前のAは必死に考えていた。

しかし考えはするが下半身はどうにも止まれない。

彼は現在腹痛で【にいちゃん、うちな、うんこびちびちやねん】の真っ最中なのだ。

「(そうだ!)」

Aはお守りとも言えるトイレットペーパーを引きちぎり、適当に丸めたそれを壁の穴に後ろ手で押し込んだ。

───これで大丈夫、落ち着いて用が足せる。


ぽそり。


「!!」

壁の向こう側から覗いているらしい相手が押し込まれたペーパーを押し返し、下に落とした模様。

「(クソだけに)クソッ」

Aはもう一度ペーパーを丸め、穴に押し込んだ。

今度は指でそのペーパーを押さえたまま。

…しかしこの体勢、非常に無理がある。

和式便器にしゃがんで用を足しながら、後ろ手にペーパーを押さえているのだ!

(拭く時はどうしたらいいの?)

いや、いや、そんなこと、今は考えるまい。

とにかく彼は指で押さえ、懇願した。

「覗かないでください!!」

しかし相手はあきらめなかった。

指先に感じる確かな圧力。

そう、壁の向こう側にいる相手がこちらもペーパーを押し出そうと指を突っ込み、押し合っていたのだ。

壁一枚挟んで、指先と指先の熱い攻防…!!

もしかしたらこれで愛が芽生えるのだろうか。

否、そもそもAはノーマルである、芽生えるはずがない。

時間にしてほんの数分だったのであろうが、Aには途方もなく長く感じられた。

しかし、やがてそれも終わりを迎える。

「よし!とりあえず出せるだけ出した!!」

Aはキリのいいところで拭くものも拭かず、あわてふためいてトイレを飛び出し、車に乗り込み逃走したのだという。

車を停めたそばにあった電柱には住所が記載されていた。

[新宿二丁目]




と、いうわけで、トイレでお尻愛の方にケツ穴を見つめられてしまったとある男性のお話でしたん!
特に秀逸なオチはありません。
実話ですのでね、そんなうまくきれいにオチやしないんですよ。
当時もネットで同好の志を見つけることはできたでしょうに、なんでそんなところでそんなことを、と思わないでもないですが、ハッテン場って昔から現在に至るまでそこそこ活用されてるっぽいですよね。
相手を直に見られるライブ感があっていいのかもしれません。
今もあるのかなあ、覗き穴付き公衆トイレ。
わたしもちょっと覗いてみたいお年頃。


くだらなくって
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ごめんなさいねえええええええ


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